絵本徒然草 上下

橋本治 文 田中靖夫 絵 河出文庫
徒然草を現代語訳!さらに解説をつけた。でも、お勉強風に書いたのではない。著者独自の解釈で、現代の言葉に置き換えた。説明してもこのぶっとび具合はわかるまいから、書店で立ち読みされたい。田中画伯の絵がまた、なんともシュールな味を出している。昔授業でよく読んだのはこんな意味だったのか、と感嘆する。著者も書いているが、徒然草は圧倒的に古文の教科書に取り上げられる回数が多い。古文で悩んでいる諸君、こんな読み方もあるよ。(ただし、古文のテストでは引用しないようにね。)