小学生用のオンライン辞書 DONGURI(サブスクリプションサービス)

小学生用のオンライン辞書、アプリ辞書を探してみました。

 

小学校外国語科がスタートして1年ほど。自分で言いたいことを表現させるスタイルの授業が増えて、「○○は何といいますか」の質問に対応するのに苦労している先生も多い中、良い辞書があったら、少しずつ使い慣れるといいですね。

小学生用の紙の辞書もあります。電子辞書もあります。とはいえ、GIGAスクールが始まったことを考えると、やはりオンライン辞書が便利なのではないかと思い探してみたところ、ほとんど見当たりません。もしかするとベネッセのサービスに入っていたりするのでしょうか。

 

DONGURIというサブスクリプションサービスがありました。学校(学年)単位の利用を想定しているようです。学年単位だから買い切りがないところは当然なのでしょうか。個人ユーザーとしては不便というべきか、サービスとしては安心と考えるべきか、判断の分かれるところかもしれません。試しに個人の資格で契約してみました。中学生用のジュニアアンカーが英和・和英セットで、年契約1350円(2021年1月現在。個人契約の場合。)最短で3ヶ月契約が必要。小学生用のプログレッシブ小学英和・和英セットで、年契約で1496円。学校契約は値段が異なるようです。

 

これを一人1台端末にいれたら、結構な予算が必要になります。しかし、Google英辞郎WeblioやDeepLなど一般的に大人が使う検索は小学生には使いこなせないので、こうした小学生用のサービスは必要です。いくつか気づいた点をメモしておきます。

結論としては、契約は値段がネックになりそう。高学年でも、ルビや音声といった特徴から、中学生用ではなく小学生用の辞書の方が使い勝手が良さそう。

 

レインボー英和・和英は契約しなかったので機能は不明ですが、いわゆる「絵辞書」です。

 

プログレッシブ英和の機能

語義は非常にシンプル。1語から数語で記述。総ルビ。

例文多め。例文も読み上げあり。ネイティブの自然な音声で、ページ全体を一気に読み上げるスタイル。類語も含めた使用例などの記述あり。

 

プログレッシブ和英の機能

総ルビ。よく使う単語には例文がついている。

カタカナで発音を表示してある。不定冠詞つき。物質名詞は冠詞なしで表示。

音声は、例文も含めて、ネイティブの自然な音声(人工音声ではない)。ページ全体を一気に読み上げるスタイル。

 

 

ジュニアアンカー英和の機能

一般的な学習用英和。読んで楽しい辞書。

音声は見出し語のみ。ネイティブの自然な音声。

文法上の注意、類似語との比較、同じ構文で使える単語を集めた「ことばMAP」などがある。

 

ジュニアアンカー和英の機能

一般的な学習用和英。音声なし。