最近読んだ本

コミュニケーションを教えるとはどういうことか。
ショートコント作りを取り入れた英語活動を行っているので、参考になる記述が多かった。
「みんな違って、たへんだ!」というキーフレーズが印象的。



国語が子どもをダメにする (中公新書ラクレ)

国語が子どもをダメにする (中公新書ラクレ)

現在の国語教育の問題点を指摘。
学校の国語の成績が悪いことを気にする必要はない、ということを保護者が理解しておくことが大事ですね。



まともな日本語を教えない勘違いだらけの国語教育

まともな日本語を教えない勘違いだらけの国語教育

コミュニケーションを教えるというのは、どういうことか。現在の国語教育で本当の読解力やコミュニケーション力が育つか、という指摘。PISA問題作成会議に出席しての感想が興味深い。
相手の言うことを聞いて理解して反応を返す、このことを経験させるために、日頃の英語活動で苦労している私としては、参考になる指摘が多かった。


脳科学と心理学の知見をていねいに整理してまとめてあり、読みやすい。
「自分の思考が『スキーマ』に陥っていないかを常に確認」できる人は、自分自身で知識を伸ばしていける、という指摘に同意。小学校で子どもを教えていても、「こうであるはず」という思い込みを軽々と排除できる子どものほうが、学習に前向きな印象をうける。私自身は子どもたちの思い込みを排除すべく、色々な事象を紹介することに、細かいところまで気を配っている。