Taboo Questions: An Icebreaker

クラスを始めるときに、短時間で楽しく活動できるクイズ。

クラスメートに、カードに書いてある単語を説明して、当ててもらいます。ただし、ヒントとして使ってはいけない言葉が2つ指定されています。

 

 

同僚に教えてもらって1ヶ月。やってみると、受講生の課題を発見するのに役立つことがわかりました。たとえば、こんなこと。

1)伝える力があるか。伝える内容を整理する判断力があるか。:コミュニケーションの基礎となる力です。日本語での思考力と決断力がある方は伝え方が上手。この日本語で相手の受容力を想像しつつメッセージを構築する力は、実はとても大切です。

2)パラフレージング(言いたい言葉が出てこない時に別の言い方で説明すること)の練習になります。「ええっと、ほら、果物で、青森が有名ですよね、あの・・・」「りんご?」という具合です。(答え:Apples 使ってはいけない言葉:red / fruits)

3)文章力がわかる。「単語でヒントを出します」と言っても、話せる方は自然に文章で話はじめます。単語だけでヒントを出すほうがむしろ難しいと感じる=構文力がある。話す文章に細かい語順や文法のミスがあるかどうかを自然な形で聞かせてもらう機会になります。

 

年齢も英語のレベルの関係なく行うことができます。初級者の場合、「難しかったらカードを取り替えていいですよ」と言ってあるので、どの英単語が読めないかもわかります。大人の初級の方々には野菜や果物は知られていて、「butterバター」が読めない方が多いことがわかりました。